「はてなカテゴリ」アイデアの問題点、階層化とか多次元化とか

以上、思い付くまま書いて見たのだけれど、問題になるのは、カテゴリアイテムの氾濫だろうか。手に終えなくなるのは目に見えている。今のキーワードと同じ程度のアイテム数となるだろうか。もっと多いかな。

専門領域ができるだろうから、それも当然だし、実際、それぐらいのカテゴリ数がないと役に立たないのだから、これを如何にハンドリングしやすくできるか、というところが本当の問題点。その部分をクリアできるかどうかが実現の可否の分かれ目。


まず考えられるのは、カテゴリアイテムの階層化。

キーワードに対してそれをやると辛いが、カテゴリならまだ何とかなるかもしれない。


上位概念カテゴリを明示できると、上位カテゴリのキーワードを継承できたり、オーバーライドしたりできるので、キーワードのハンドリングが楽になる。というか、それに関しては、それしか現実味がないのだけれど。

つまり、windowsエクスプローラーのようなUIで、チェックボックスなどを使って、好きなカテゴリを選ぶ。下位カテゴリのキーワードは、デフォルトではすべてチェックが入り、リンクが張られるようにする。曖昧さが生じた場合、該当カテゴリの一覧へのリンクとする。という感じ。


上位概念は、キーワード説明のページで上位概念を複数指定(リンク)できることが望ましい。unix系のファイルシステムでいうsympolic linkのようなイメージ。それにより、超整理法で言うコウモリ問題をカバーすることができる。

本当は、超整理法のように、時間軸だけでキーワードを簡単に利用できるとよいのかもしれないが、マッチング問題から類推するに、時間軸だけではやはり足りないのだろう。カテゴリへの要望が強いことからもそれが分かる。

最初は、オープンディレクトリの構造などから始めて、シンボリックリンクを加えたり、新しいカテゴリアイテムをどんどん追加して議論したりしていけば、ある程度ダイナミックに運用できるようになるのではないだろうか。
(そういう意味で、議論できる環境も必須かもしれない)


ただ、階層構造は、そもそもが静的なので、どうしても形骸化する傾向が強いのでないかという危惧もある。メンテする意欲のあるユーザが十分集まってくれればいいのだが、それが一番大変なのだろうから、魅力的なサービスである必要もある。

そのためには、利便性を追求するのがいいだろう。便利なら、みんなが使うのだから。


はやりのtagのような、アクティブ率に依存したUI(フォントサイズ可変表示形式(flickr方式)のようなもの)は、やはり結構いいかもしれない。

また、時間別にソートできたり、いろんな切り口の組み合わせで多次元的に絞れるよう*1*2iTunesのようなな感じ)になっていると、いいなあ。

個人的には階層化は不要なんじゃないだろうかとずっと考えているのだが、キーワードの継承を考えると、現実問題、それは必要なのかなとも。。。


その他、運用面では、グループと同様に、カテゴリには管理者を置くようにするのがいいだろうと思う。
*3

荒れたら、はてなが暫定的に管理する。というか、実質は、はてな/ユーザが選んだユーザ元老院みたいなものにアウトソースして判断されるべきだろうか。カテゴリに詳しくないとできないし。たんなる削除合戦になっている場合は、はてな預りとして、しばらく期間をおき、管理者を改めて募る、とか?

上位カテゴリの管理者に委譲される、というのでもいいかも。

で、管理者のいないカテゴリは、リンクされない、みたいな感じで。



まとまらなくなってきたので、以上。*4

*1:なんだっけな、この名称。ファセット分類じゃなくて。。。

*2:インターフェースな人が考えているファイラーみたいなものにも近いだろうか。。。

*3:キーワードにも管理者が必要かもしれない。:最初に作った人か

*4:アウトプット主義、ということでっ