キーワードとグループとカテゴリとの関係
- ダイアリーキーワードの独立サービス化をどのようにすればよいかを考えていて、
- グループを使えばいいんじゃないかなあと思っているんだけど、
- いまのグループキーワードでは使えないと思っているので、
- どうしたらいいだろうかと考えている。
…このあたりの認識は共通ということでよろしいでしょうかね。
で、
■ 考えていたキーワードサービスの独立化について
(中略)
グループキーワードのグローバル化は、グループキーワードの見通しが劇的に良くならないと使えないと思いますし、ユーザー側でも動機が弱かったりちょっと難易度高かったりするかもなと思ってます。
http://beta.g.hatena.ne.jp/sugio/20050706/p3
なわけですが、この問題を解決するためのアイデアの一つが、はてなカテゴリ構想の役割の一つだと考えていただいても構わないかと思います。
具体的には、例えばこうです。
- すべてのキーワード(同表記意義語毎)に、ダイアリーのタイトルのような[カテゴリ]を自由にいくつでも振れるようにします。
- で、ダイアリーは、通常どおり、[カテゴリ]付きでエントリーを書いたとします。
- すると、そのエントリーでは、その[カテゴリ]に関係があるキーワードが優先的に抽出されるようになればいいと考えています。*1
- 自分が属している/使うと宣言したパブリックなグループ名と同じ[カテゴリ]だった場合は、グループのキーワードを優先的に抽出し、そちらにリンクを張るようにします。
- また、ダイアリーを書いてプレビューした時点でキーワードを抽出するようにし、足りないキーワードがあれば、たとえば [[[hatena:g]はてな] とか [[hatena]はてな] みたいな感じで書くだけで何処のグループ/カテゴリに属するキーワードなのかを明示できるようにし、そのキーワードが無ければ新たにそのキーワードがカテゴリ付きで作成待ちキーワードとして登録され、もし既にあってもそのカテゴリが付いていない場合は、新たにキーワードを作るか既存のキーワードにそのカテゴリが追加付与するかどうかを選べるようにする、という風になっていても良いかなと思います。(つまり、できるだけ簡単にカテゴリを付与できるようにすることが肝心だということでもあります)
ということで、この場合、キーワードにそれぞれ複数の[カテゴリ]を自由に付けられるようにするところがミソかなと思います。
ただ、本当は、誰かが、あるキーワードのページを見た時に、はてなブックマークでブックマークし、タグを付けると、そのタグが頻度と鮮度の情報を保ったままそのキーワードのカテゴリとして登録される、というような、ユーザごとに違ったカテゴリを付けれれるようにする仕組みになった方が絶対にいいなと思っていて、そうなって初めて「はてなカテゴリ」構想の一環となりうるので、上記の例ではまだまだ不足であるということも一応書いておきたいと思います。
こういう仕組みがあると何ができていいのかというと、例えば
- それ自体が一種のスコアリングとして使えるようになるだろうし、
- 統計的なカテゴリ集合が得られるので、上位n個までは管理画面で選択ボックスをチェックするだけで使えるようにできるとか、
- 注目/最新カテゴリなんかも提示できるだろうから、その上位nまでのカテゴリに属するキーワードにリンクを張るようにできるかもしれないとか、
- キーワードページから抽出したキーワードとタグ(ユーザカテゴリ)を結びつけてそれをさらに反映させることで、カテゴリ登録の手間が少なくできるかもしれないとか、
- グループごとに、キーワードを使うようにするのではなく、カテゴリを指定して使うようにすると、ちょっと手間が省けて幸せかもしれない
…といったことができそうなんじゃないかなと思っています。
ただし、現時点の「はてなブックマーク」の仕様では、Permalinkの扱いがぞんざいで、セクションごとのキーワードを上手く抽出できないので、まずこのあたりを改善してもらうか、キーワードをセクションごとじゃなくて別ページに表示できるようにならないと、この方式は上手く機能しないだろうとは思っています。
さらにいえば、キーワードの再抽出ができないのでWiki的なコンテンツであるキーワードとはあまり相性が良くないといった問題があるので、まだまだ先は長いかもなあとも思っています。
だから、まず、はてなブックマークを改善してもらいたいなあというのが本音でもあります。そうすると、Greasemonkeyなんかを使えばプロトタイプっぽいものも作れそうな気がしないでもないので、もう少し具体的なイメージが湧きやすくなるんじゃないかなあと思うのですが。
なお、ダイアリーキーワードを独立化させたものと、グローバル化したグループキーワードとは、キーワードとグループの連携の仕方さえ工夫すれば、同じものとして運用できるのでは?とも思っていたりしますが、果たして。
*1:その他のカテゴリに属するキーワードをどのぐらい抽出するかは、簡便のため、ここでは個々のユーザの設定によるとします