Re:なぜわざわざブックマークをしてコメントをするのか

Re: http://d.hatena.ne.jp/iwaim/20050623/1119537415


iwaimさん、はじめまして。「アホで馬鹿だからワカンナイ」人(自称)ことfacetです。
こうやって改めてエントリーしていただいたお陰で、あのブックマークの存在を思い出すことができました。感謝です。


さて。まずはいちいちレスを。

なんでわざわざブックマークしてコメントするんだろうね。

これは本当にわからないのですか?と逆に問いたい。では、なんで私のidをエントリー(日記)に含めてお知らせしてくれなかったのでしょう?と。


それは一旦さておき。


改めて考えてみると、

  • 全く面識の無い人に直接コメントするほどのドライビングフォースがない
  • でも、一応、その時の感情や事実を記録することで今後の展開の可能性を残しておきたい
  • URIに対する短いコメント付きのログを残すなら、はてなダイアリーより楽
  • URIに対する他の人の反応までついでに見られて刺激が得られる時があってよい

という感じでしょうか。

別にブックマークする価値ない記事だぞ。

これはTPOによると思うのですが。

コメントをするためにブックマークをしているんじゃないか?

その通りです。もちろんそれだけじゃありませんが。

どうも旧来の「ブックマーク」という用語にとらわれているように感じます。語りたいことはいろいろありますが、一番いいたいのは、「ソーシャルブックマーク」というのは新しい(流動中の)概念なので、運用次第ですし、もちろん欠点も多々あるでしょうが、もっと新しい可能性を追求してもいいんじゃないだろうかということです。

また、はてなブックマークの「コメント」という用語が適切じゃないのかもしれません。が、もしかしたらそれは逆かもしれないなとも思います。


私は、基本的に直接的な対人関係を求めないという性向がありますので、よほどのことがない限りこうやって直接コメントをすることはありません(今回は長文になってしまったのでトラックバック機能を借りていますが、直接コメントのつもりで書いています)。というのも、読者を想定して書くことが非常に苦手で、時間がかかるからです。例えば、このエントリーを書くだけで三時間以上は使っているでしょうか…(^^;。こうした労力の割に自分で納得のいく文章が書けないストレスから、幸せになれないことが多いのです。

というわけで、直接コメントの方が幸せになるかどうかも、場合によりけりですよと主張しておきたいと思います。


とまあ、そんな感じで、既にいいかげん長いのですが、さらに踏み込んで言わせていただきます。

正直に言うと、iwaimさんの記事にあった「もうね、アホかと、馬鹿かと。」という言い回しに嫌悪感を感じた結果が、あのブックマークコメントの後半部分(アホで馬鹿だからワカンナイヤ)だったのです。

つまり、はてなダイアリーなら、そのキーワード(「引用」)の問題部分を指摘したエントリーを起こして関係者一同にidトラックバックを送って議論をするなど、もっと建設的な他の方法があるでしょう。それなのに、なぜ、感情の吐露だけのような、自分でも価値が無いといっているようなエントリーを一旦書いて公にする必要があるのか、ということです。

今回のエントリーも同様で、id:facetという文字を足すだけで、いわゆる「idトラックバック」によってiwaimさんのいう「コメント」と同等のことができると思うのですが、なぜ「〜ワカンナイ人(自称)」という表現を使ってそれで済ませているのか…

そのあたりに思いを馳せていただければ、今回の私のようなブックマークコメントを書く人が何故いるのかも自明のような気がするのですが、いかがでしょうか。

今回の私のコメント、「アホで馬鹿だからワカンナイヤ」という表現が直接的な批判をラップしたものであることや、はてなブックマークのコメントという間接的な場所を選択していること、そして、それを?Bのソーシャル機能面を使って公にしていることに陰湿な感情の部分があることは、今考えてみると明らかですし、感受性のある方なら不快を感じるのはあたりまえでしょう。


それが当事者ならなおさらですから、今回のようなiwaimさんの反応(エントリー)は、私にはごく自然な成り行きであったと感じられますし、こういうコメントやエントリーの使い方は、不快な時はあっても総合的には「アリ」だと思っているということも忘れずに書いておきたいと思います。


また、なぜブックマークでコメントするかという話に戻ると、そうやってコメントしておけば、いつかiwaimさんか誰かが気づいて解説してくれるかもしれないという甘い期待があることもありますし、それでいい、というか、それこそウェブの有効活用法の一つであるとも思っています。

疑問を書いて残しておくこと、解消した疑問を書き残しておくこと、その時の印象を書くこと、メタ情報を加えること…、そういった断片に非常に価値を感じるタイプの人間だからそう思うのかもしれませんが。


以上、表現がなんとなく好戦的になってしまって申し訳ないのですが、好戦的な表現にはどうしても好戦的な表現でかえしてしまうということで。

# 本当はブログやソーシャルブックマークの利点、デメリットを上回って余りあるメリットの部分を語りたかったのですが、なんか私の立場の正当化のためのエントリーになってしまったような気がします…。


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*1:とまあ、そんな感じなのです。>id:laisoさん(どうも)、id:anotherさん