メタデータとカテゴリ

突き詰めていくと「メタデータ」専用の検索エンジンになってしまうのではないか?

カテゴリって、ある共通のメタデータで串刺しされたものの集合に名前を付けたものかな、と思っています。

その意味で、メタデータ専用ということには、全く異論はありません。

キーワードとカテゴリって、結局、データとメタデータの差に帰着するのではないかと思っています。


一方、タグというのは、自由度が高いため、データもメタデータも包含できます。それは、利点でもあり、欠点でもあると思っています。

はてなキーワードと検索

突き詰めていくと「メタデータ」専用の検索エンジンになってしまうのではないか?

キーワードと検索エンジンの結果ページの違いは何か。

検索は、探す時になって初めてコトバを自分で考えるのだけれど、はてなのキーワードや[カテゴリ]ってのは、日記を書く時にコトバを考えて、後でそれを使うというところが違うと思います。


はてなキーワードって、例えば、未来検索Googleがやっている「アラート」機能に似ているような気がします。もしくは、RSSリーダを使って、はてブのキーワードなどをチェックしているような感じ。


検索は、その場限りでオシマイですが、キーワードは再利用される。


ということで、最近のパーソナル検索という流れは、はてなキーワードにいわゆる検索業界が追いついてきたということかもしれないとも思っています。

Re: folksonomyとはてなカテゴリ構想

新しいFolksonomyの在り方が現れれば、それを有効利用するシステムもまた必要になるわけで、そうなると俺やid:facetさんの構想は、そういったものの推移を見守りつつ、考えていかなければならないんだなぁ、と思いました。

実は、はてならしいfolksonomyのあり方とはなんだろうという筋で考えた結果、でてきたアイデアの一つが、はてなカテゴリ構想でもあります。

最初「日記の見出しカテゴリーをその記事中のキーワードに対するタグとして付与していく」という案だと誤解してしまったのですが、それはそれでそういう自動的なのもできたら面白いかも。はてなブックマークもキーワードの抽出とタグづけを同じエントリに対して行っているので、自動で関連づけできそうな気が(作り方はビタイチわからないけど)します。

id:sugioさんが仰っているように、まさにそういう連携の可能性を感じたので、キーワードに統一するのではなく、キーワードとカテゴリの二本立てにしてみたらどうだろうと考えました。

つまり、キーワードとカテゴリの関係を統計的に処理し、それを上手く利用すれば、新しい記事のカテゴリを予想して仮分類し、提示することができるようになるんじゃないだろうか、それが、はてならしいfolksonomyの新しい在り方になりうるんじゃないだろうか、そんな風に思っています。

hatena1.5, はてなポータル

  • はてなの機能が増えて、全体を見通しづらくなった
  • はてなの機能が増えて、各サービス間の移動が面倒になった
  • そもそも各サービスの連帯による知の創出性が低いような気がする
  • はてな全体から、知りたい情報を簡単に得られるシステムが欲しい

はてなカテゴリ構想のベースは、まさにこういうところで、これらの問題点を解決できれば、なんでもいい。カテゴリ構想は、単なるアイデアの一つです。

そういう意味で、はてなカテゴリ構想は、はてなポータル構想の一部といってもいいと考えています。

はてなキーワードも然り。

hatena1.5というのは、はてなポータル構想に直結していると思います。


ただ、ポータルという言葉は、二種類の意味があって誤解を招くようなところがあるので、hatena1.5の方がいいかもですね。

hatena2.0でいいような気がしないでもないですけど(笑)